そのまま使える!気持ちが伝わる、自助グループ・家族会の締めの挨拶文例

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先日、精神科の看護師さんからこんなご相談を受けました。

自助グループや家族会に参加するのに、医療者としてコメントや締めの挨拶を求められるのですが、いつも同じような内容になってしまい悩んでいます。

 

わっっっっっっっかります!!!

少しでも「参加した甲斐があったな」 「心が救われた気がするな」と感じていただけるような言葉を届けたいものですが、これがなかなか難しい。

そこで、精神科看護師でありライターの筆者が、今日からそのまま使える文例をご紹介します。

便宜上、今回は「アルコール依存症の自助グループ・家族会」として文章を制作したため、疾患名や細かい部分を変更して、ご参考にしていただけますと幸いです。

参加する自助グループや家族会の特徴に合わせて、皆さまご自身で少し文章を変えていただいても構いませんし、ほとんどそのまま読んでお伝えする形でも大歓迎です。

いつも本当にお疲れさまです。

試行錯誤しながら人と向き合い続けている、このページにたどり着いた皆さまのお力となれれば幸いです。

支援者の皆さま、ピアスタッフ・リカバリースタッフの皆さま、当事者やご家族の皆さま、どれにも当てはまらないが興味を持ってのぞいてくださった皆さま…

何かしら、持ち帰っていただけるものがあることを願うばかりです。

 

 

目次

そもそも、自助グループや家族会とは?

この記事にたどり着いた方の多くはすでにご存じかもしれないと思いつつ、初めて自助グループや家族会の存在を知った方、まだ詳しくは知らない方に向けて、前置きをさせていただきます。

医療における自助グループ(当事者会)家族会とは、共通の悩みを持つ人々が集まって、情報交換をしたり、励まし合う会のことです。

「遠くの親類より近くの他人」という言葉があるように、近場にお住まいで相談し合える人というのは、貴重な存在です。

また資格を持った支援者より、同じ悩みを抱える当事者・家族同士のほうが、支え合えることもあります。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 他の参加者の話を聞くだけでもよい
  • 好きなときだけ参加することができる
  • 複数の会にかけ持ちで参加することもできる

会によって特色が異なりますので、事前に説明を受けたり、まずは見学をしてみることをおすすめします。

自助グループ

医療における自助グループ(当事者会)とは、主に病気の治療中である当事者同士が集まる会のことです。

「当事者としての悩みや想いを、同じような環境で過ごしている方と語り合うことで心の支えになる」 「学びの場となり、具体的な解決策が見つかることもある」などといった利点があります。

また、「スケジュールを立てて外出する」「人と接する機会がある」ということ自体が、治療にもつながっております。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 参加費用は基本的に無料で、会場代・資料代・お茶代など、一部費用が発生することもある
  • 当事者が運営していることが多い(支援者が一部サポートとして関わることもある)
  • 会によってはオンライン開催もある

また、身体疾患、精神疾患、知的障害などさまざまな自助グループが開催されておりますが、精神疾患で例を挙げますと

  • うつ病の自助グループ
  • 統合失調症の自助グループ
  • 摂食障害の自助グループ
  • アルコール依存症の自助グループ

など、疾患別に分かれていることが多く、多岐にわたります。

皆さんのお住いの地域で「〇〇市 アルコール依存症(疾患名) 自助グループ」などと調べると、お近くで開催されている自助グループを見つけることができます。

    家族会

    医療における家族会とは、主に病気治療中の方(当事者)のご家族が集まる会のことです。

    「治療中の方を側で支える家族だからこその悩みや想いを、同じような環境で過ごしている方と語り合うことで心の支えになる」 「学びの場となり、具体的な解決策が見つかることもある」という利点があります。

    主な特徴は以下のとおりです。

    • 参加費用は団体によって大きく異なり、無料もしくは1回100円~2000円程度
    • 病院で開催される家族会、地域の保健センターなどで開催される家族会、有志の方が運営されている家族会などがある
    • 当事者との関係性により、親の会、子どもの会、兄弟の会、配偶者の会などに分かれていることもある
    • ご家族の方と当事者の方が一緒に参加できる会もある

    自助グループと同様に、皆さんのお住いの地域で「〇〇市 アルコール依存症(疾患名) 家族会」などと調べると、お近くで開催されている家族会を見つけることができます。

     

    前置きをしたところで、いよいよ本題にうつります。

    当事者向け例文①(自助グループで初参加が多いとき)

    自助グループに初参加した方からは、こんな声が聞かれることがあります。

    • 自助グループの雰囲気が合わなくて、今後絶対に行かないと決めました
    • 一回参加しただけでは、まだ参加する意味を見出せません

    それを念頭に置き、文章を考えてみました。

    皆さま、貴重なお話をありがとうございました。

    今日は初参加の方も多く、もしかしたら正直なところ「本当に参加する意味があるのかな」、「なかなか馴染めそうにないな」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

    まずはそう感じた率直なお気持ちを、大切にされてください。

    その上で、断酒会のいいところもお伝えさせていただきたいと思います。

    長い期間参加されている方がよく仰るのは、

    「だんだん自分が回復しているのがわかって、みんなが断酒会に行ったほうがいいって言ってたのは、こういうことだったのかと気付いた」

    「正直今でも面倒だし、行くのをやめようかなと思う時もあるけど、こうして参加してる間はお酒を飲んでいないのは確かなんですよね」

    といった言葉です。

    断酒会は、そのときの参加メンバーによって、雰囲気や学びが少しずつ変わります。

    また、同じメンバーで、同じ内容を話したり聞いたりしても、自分の受け取り方が変わったと実感できることもあります。

    これが断酒会の面白いところです。

    まずは何度か通ってみて、そこで初めて気付くこともたくさんあると思います。

    同じ断酒会に長年参加されている方もいらっしゃれば、気分転換も兼ねて複数の断酒会を渡り歩いているという方もいらっしゃいます。

    これは断酒会に限らず、職場や友人関係などでも言えることですが、どうしても人と人とのやりとりになりますので、合う合わないはあると思います。

    まずは何度か足をお運びいただき、もっと自分に合う場所があると感じた方は、ぜひ別の断酒会にもご参加いただけますと幸いです。

    皆さまが回復する場所が、ここの断酒会であるならこんなに嬉しいことはありませんが、どこであろうと皆さまが元気になることが私たちの願いでもあります。

    その時々のご縁がありますので、次回はまた違ったメンバーや自分自身に会えると思います。

    また皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

    本日はご参加いただきありがとうございました。

    これ、なかなかいいのでは……?(自画自賛)

    特に「これは断酒会に限らず~(中略)~私たちの願いでもあります」のところ。

    この調子で、どんどんいきましょう。

    当事者向け例文②(自助グループで継続参加が多いとき)

    長年継続して自助グループに参加されている方からは、こんな声が聞かれることがあります。

    • 正直もう飽きてきたよ
    • もう話すこともないし、同じ話ばっかりになっちゃうよ

    それを念頭に置き、文章を考えてみました。

    皆さま、貴重なお話をありがとうございました。

    今日は何度か参加されている方が多かったことと思います。

    よく「断酒会は飽きるほど行ってるから、もう話すこともないし、同じ話ばっかりになっちゃうよ」と仰る方もいらっしゃいますが、それでいいと思います。

    何度も言葉にすることで、その都度なりたい自分の姿を思い返すことができたり、前回と同じ話をしていても、自分の受け取り方が以前と変わったことに気付くかもしれません。

    同じ本や音楽や映画でも、繰り返し味わってみると、その時々で感じることが変わってくると思います。

    それに似ているかもしれません。

    あー、この本はこういう話だったのか、この歌はこういう歌詞だったのかと気付くのに、時間がかかることもありますよね。

    もしかしたら「今日も変わり映えしない一日だったな」と思うかもしれませんが、そんな一日が幸せなことでもあります。

    今日もこうして、無事に皆さまとお会いできて本当によかったです。

    「次に断酒会に参加するまでにこんな風に過ごそう」と、ぼんやりとでも構いませんので何か一つ心に決めて、また次回お会いできるのを楽しみにしております。

    ちなみに、私は次回皆さまにお会いするときまでに「〇〇をする/〇〇をやめる/〇〇に過ごす」ができたらいいなと思っているので、ぜひ次回ご報告させてください。

    本日はご参加いただきありがとうございました。

    うんうん。いいんじゃないですか。

    アルコール依存症の治療をされている方は、それに伴う身体疾患、うつ病などの影響で、大変悲しいことに亡くなる方もいらっしゃいます。

    「今日もこうして、無事に皆さまとお会いできて本当によかったです」という一言は、ぜひともお伝えしたい内容でした。

    当事者向け例文③(自助グループで誰にでも通ずる内容)

    初参加の方と継続参加の方が半分ずつくらいのときは、こんな内容もいいかもしれません。

    皆さま、貴重なお話をありがとうございました。

    今日はどんな想いでこの断酒会に参加されたのでしょうか。

    何か嫌なことがあって、重苦しい気持ちの中で参加された方もいらっしゃれば、嬉しいことがあって、誰かに話したくて足取りが軽かった方もいらっしゃるかもしれません。

    そして、会が終わった今、どんな気持ちになったでしょうか。

    気持ちが少し軽くなった方もいらっしゃれば、もしかしたら他の方のお話を聞いて、逆に落ち込んだ方もいらっしゃるかもしれません。

    「何がいい、何が悪い、どうなったほうがいい」といった善し悪しのジャッジではなく、「ああ、そういう自分がいるんだな」とありのままを感じていただけますと幸いです。

    断酒会に参加する理由も、人の数だけあると思います。

    「行かないと主治医にうるさく言われるから」「何でもいいから予定を入れておかないと、家でお酒を飲みたくなるから」「話したい」「ただ黙って聞いていたい」「特に話すわけでもないけど、今日もあの人来てるなー」と思ったり、「今日はあの人に声をかけてみよう」など、何でもいいと思います。

    参加していくうちに、理由も変わってくるかもしれません。

    私は仕事としてこちらに参加させていただくようになりましたが、皆さまの工夫を聞いているうちに、実際に自分の生活にもその工夫を取り入れてみるようになりました。

    「これをしようと思ったけど、あの人の話を思い出して我慢してみよう」

    「あの人を見習って、私も〇時までには寝るようにしよう」

    などと意識するようになり、私自身も皆さまに救われているので、大変感謝しております。

    せっかくご縁があってこうして顔を合わせることができたので、これからも持ちつ持たれつ、労いあっていけたらこんなに嬉しいことはありません。

    また次回お会いできるのを楽しみにしております。

    本日はご参加いただきありがとうございました。

    ええやん。

    自分自身の学びや生活の変化も共有することで、「ああ、この人は一緒に考え続けてくれているんだな」と、信頼関係を築くことにつながるかもしれません。

    実際、学ばせていただくことが多いです。とにかく多い。

    当事者向け例文④(作品紹介、司会者自身の話を交える)

    ①〜③に加えて、何かの作品(本、曲、映画、ドラマ、アニメなど)の力を借りたり、自分自身のことを話すのもよいかもしれません。

    皆さま、貴重なお話をありがとうございました。

    今日初めてご参加いただいた方とは、こうしてご縁ができたことを、お馴染みの顔の皆さまとは、今日もこうしてお会いできたことを大変嬉しく思います。

    今日は皆さまに、ある曲をご紹介させていただきます。

    私は言葉に関することが好きで、普段から読書や音楽や短歌などを趣味にしています。

    と言いますのも、私自身生きるのがつらいなぁと感じることが多く、どうしようもないときに、言葉に助けられることが多いからです。

    今をなんとかして生き延びたい、死ぬときは少しでも心穏やかでありたいと思っていて、普段からそんな言葉を集めています。

    今日ご紹介するのは、藤井風さんの「特にない」という曲です。

    ピアノの弾き語りをされている歌手で、テレビにもよく出ていて有名な方ですが、ご存知の方はいらっしゃいますか?

    (口頭で伝えたり、ボードに文字を書いたり、もし余裕があれば作品紹介として1枚プリント配布するのも楽しんでもらえそうです)

    私は初めてこの曲を聴いたときに、心が軽くなったのをよく覚えてます。

    実は負けず嫌いな性格で、普段あれもこれもと貪欲に取り組みたくなるのですが、ふとエネルギーが尽きてしまうことがあります。

    どうせいつか死ぬのに、なんでこんなに必死になっているんだろう…とふと我に返ることもあります。

    そんなときにこの曲を聴くと、今ある環境に対して感謝をしたり、今の自分自身を認めてあげることができる曲だと感じています。

    仏教の教えに「足るを知る」という言葉があり、欲張りすぎずに今目の前にある幸せに目を向けましょうという教えになりますが、この曲はそれを表しているのではないかと言われています。

    アルコール依存症の治療をされている方は、頑張り屋で自分に厳しい方も多いと思いますので、この曲が支えになるのではないかと思いました。

    ご自宅に戻られたら、ぜひお聴きください。

    皆さまも心が救われた言葉や作品などがございましたら、ぜひご紹介いただけますと幸いです。

    また次回お会いできる日を楽しみにしております。

    本日はご参加いただきありがとうございました。

    例文④の内容を伝える意図

    家族会や自助グループの司会者は、ただ司会進行というポジションになることも多いと思いますが、「どんな背景のある人が司会をしているのか」によって皆さまの参加意欲も変わってくるかもしれません

    締めの言葉で自分自身のことも少しお話することで、親近感がわいたり、一方通行にならずに信頼関係を築くことにつながります。

    また、無理に自分自身の話をせずとも、何かの作品の言葉を借りて伝えたほうが、スッと受け入れられることもあります。

    毎日どうやって過ごそうか迷い、マンネリとした日常に嫌気がさしている方も多いので、作品紹介はとても有意義だと思います。

    皆さまご自身のお言葉でも構いませんし、何か考察サイトや解説サイトなどを見ながら、それぞれの治療と絡めて話してみてもよいかもしれません。

    家族向け例文①(家族会で初参加が多いとき)

    ここからは、ご家族向けの内容となります。

    自助グループと同じく、初めて家族会に参加された方からは、こんな声が聞かれることもあります。

    • 家族会の雰囲気が合わなくて、今後はどうしようかなと考えています
    • 一回参加しただけでは、何も変わりませんでした

    それを念頭に置き、文章を考えてみました。

    皆さま、貴重なお話をありがとうございました。

    今日は初参加の方も多くいらっしゃいましたので、まずはこうしてお会いできて大変嬉しく思います。いつも本当にお疲れさまです。

    家族会に参加される理由は、人の数だけあってよいと思います。

    「とにかく自分の話を聞いてもらいたい」「何か新しい工夫を取り入れるために、人の話をたくさん聞きたい」「まだアルコール依存症というものをよく知らないから、ここで学びたい」「親戚や友人や職場に人には話せなかったり、話しても理解してもらえないから、似たような環境の人と知り合いたい」など、皆さまそれぞれの参加理由を大切にしてください。

    アルコール依存症の治療を、当事者一人きりで乗り切ることは、なかなか難しいことです

    ご家族の皆さまの支えがあるから、ご本人も励まされて生活することができています。

    その一方で、「ご家族の支えがなければ生活できない」という状況になってしまうことは本意ではなく、この塩梅が本当に難しいところだと思います。

    世の中にはアルコール依存症に関するいろんな治療本などが売られており、テレビの特集で見かけることもありますが、ここで実際に顔を合わせて話すことが何よりの学びと癒しになると思います。

    こちらの家族会に継続して参加していただくことはもちろん大歓迎ですし、もし例えばもっと通いやすい場所やスケジュールの家族会が他にございましたら、どこにご参加いただいても構いません。

    こういう場所があるんだと、まずは今日それを知っていただけただけでも大収穫だと思います。

    家族会という名前は、「患者様のご家族の会」と患者様が主語になるのではなく、「皆さまがご家族とより幸せに過ごすための会」と、皆さまご自身を主語にしていただけますと幸いです。

    この家族会が、ご自身を癒すためのご褒美のような場所であり続けることができるように、私たちも一緒に考え続けます。

    私たち医療者は、専門職として治療のための知識があるのはもちろんですが、何よりも「皆さまと向き合い続けるという覚悟をした一人の人間」でもあります。

    どんな困難ケースもすぐに解決できるような魔法を持ち合わせているわけではなく、ときには泥臭く、投げ出すことなく一緒に向き合い続けております。

    これからも、一緒に悩ませていただけますと幸いです。

    本日はご参加いただきありがとうございました。

    これはもうね、最後の5行に尽きるんですよ。

    ほんとに、もうね、最後の5行に尽きるんですよ。

    家族向け例文②(家族会で継続参加が多いとき)

    数か月、長年家族会に参加されているご家族の方からは、こんな声が聞かれることがあります。

    • いつまで経っても、全然生活が変わりません
    • 自分の伝え方がよくなかったのかなと思います

    それを念頭に置き、文章を考えてみました。

    皆さま、貴重なお話をありがとうございました。

    今日はいつもご参加いただいている、お馴染みの顔ぶれの皆さまが多かったことと思います。

    前回参加されたときから、そして初めてこちらに参加されたときから、なにか心境や環境の変化はございましたか。

    変わってきたなと感じることもあれば、一向に変わらないよと嘆きたい方もいらっしゃるかもしれません。

    私はこの仕事をする中で、アドラーの「課題の分離」という考え方を学びました。

    ご存知の方はいらっしゃいますか?

    アドラーという心理学者の教えで、人と人との間で起こった出来事を「それは誰にとっての課題か」と考えて、「自分自身の課題」と「相手の課題」に分けるというものです。

    例えば、お酒をたくさん飲んだご家族に対して皆さまが「大丈夫?」と声を掛けたときに、「うるせぇほっとけ!」と怒鳴られたとします。

    こんなとき、皆さまはどんな風に感じますか。

    「なによ人が心配してるのに。放っておこう」と思ったようでしたら、それを聞いて少し安心しました。

    これは、ご家族が怒鳴ったことを「ご家族にとっての課題、その人が直すべきところ」と捉えているからです。

    もしここで「私の話しかけるタイミングが悪かったのかな、伝える言葉が悪かったのかな」などと自分の行動に非があると考えたようでしたら、それは相手の課題まで自分の課題として請け負ってしまっているのかもしれません。

    アルコール依存症の治療は、皆さまがいろんな形でサポートをすることはできますが、結局のところ変わるか変わらないかはご本人次第です。

    「相手の行動は変えられないけど、自分の行動は変えられる」

    「自分は自分がやるべきことを、できる範囲でやるだけ」

    この言葉を覚えて帰っていただけますと幸いです。

    くり返しにはなりますが、いつも本当にお疲れさまです。

    次回またお会いするまでに、少しでも皆さまに癒しがありますようにと願っております。

    本日はご参加いただき、ありがとうございました。

    これはですね、声を大にしてお伝えしたいことですね。

    「アルコール依存症の夫を持つ妻(※男女ともになる疾患ではありますが)」という、精神医療ではよく聞くワードがあるのですが、精神疾患を抱える方のご家族は「面倒見がよく、必要以上に世話を焼きすぎてしまう」方が多いとされています。

    もちろん、その支えがあってこそご家族の今の生活が成り立っている面もありますが、度が過ぎると共倒れにもつながりかねません。

    常に…は難しいかもしれませんが、せめて家族会に参加しているときは自分自身にベクトルを向けられるように、上記の言葉をお伝えしたいです。

    さいごに

    ここまでお目通しいただき、ありがとうございます。

    何かひとつでも、皆さまに持ち帰っていただける内容があれば幸いです。

    自助グループや家族会の他にも「こんなときはどう伝えよう」と悩むことがございましたら、お問い合わせフォームでの記事リクエストや、ライティングのご依頼をお待ちしております。

    この文章にお目通しいただいた方は、きっと日々誰かと、そしてご自身と向き合い続けていらっしゃるのではないかと、想像しながら書いております。

    祈ることしかできませんが、最大限の幸あれ、と祈っております。

    いつも本当にお疲れさまです。

     

     

     

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